TOP >  介護職は介護だけではなく、コミュニケーション力、表現力といった力も必要となります。

介護職は介護だけではなく、コミュニケーション力、表現力といった力も必要となります。

排泄援助について
排泄援助と一言でいっても、多種多様な援助の仕方があります。
日中夜オムツの方、日中トイレで、夜はオムツ、定期的な声掛けや誘導が必要な方等々、個人によって対応の仕方が異なるので、それを見極めるのに結構時間がかかります。
私たちの援助方針としては、よほど寝たきりで関節の拘縮がある方でない限りは、ほぼトイレにお連れします、トイレに座ることにより、しっかりと腹圧もかかり、排尿、排便がスムーズに出るからです。
まずはトイレに座ることがポイントになる訳ですが、トイレに手すり等があってもしっかりと立ち上がることができない方もおられます。
先日職員間で検討したケースでは、自分で立ち上がる気持ちがあれば、スムーズに立ち上がることができますが、職員からの一方的な介助では一切立ち上がれない方がおられます。
認知症によって、普通に「立ってください」の声掛けが理解ができないのです。
そこで職員は言葉を変え、身振り手振りも加えて、本人に伝えようとします。
認知症の方は、自分の困っていることをうまく表現することができません。それを私たちが表情や言葉の断片から読み取り、コミュニケーションを図っていきます。
介護職は介護だけではなく、コミュニケーション力、表現力といった力も必要となります。
ページトップへ