来年度の介護保険報酬改定で各サービス事の報酬が明確になってきました。報酬は事業所の運営、職員の給与の原資となる重要なものです。
その内容を見て、最初自分の目を疑いました。
何度も政府が賃上げだと号令をかけておきながら、何と基本報酬が引き下げられるサービスがあるじゃないか…。そのサービスとは訪問介護、夜間対応型訪問介護、定期巡回・随時対応サービス、訪問リハ（予防のみ）の４つ。いずれも在宅介護の核となるサービスです。今でも事業所閉鎖や倒産、M&Aが加速している中、一体何を考えているのか…。国は地域包括ケアを諦めたのか…。
これを踏まえて杉並区としてはどうしていくのか、色々議論していきたい。

上高井戸大地の郷みたけ

所長　久保山　慎之介